最近何かと話題のVR。10月13日にはPlayStation®VRの発売が控えており、みなさん期待していることだと思います。世はまさに空前のVRブームといえるでしょう。

しかし、あなたはご存知だろうか?

今から20年以上も前にゴーグルタイプの3Dゲーム機が存在していたことを。

それはかつて、任天堂より発売された『バーチャルボーイ』。今回はPSVRの先輩とも言えるこのバーチャルボーイについて、その魅力を語っていきたいと思います。

 

 

01.とにかく「赤」と「黒」


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1995年7月21日に発売されたバーチャルボーイ。「赤」と「黒」のボディが特徴的ですね。テレビを必要とせず、電池で駆動するのですが、据え置き型のゲーム機という、なかなか珍しいタイプ。

最大の特徴といえばゴーグル型のディスプレイを覗き込むようにして遊ぶというプレイスタイルなのですが、覗き込んでみると、画面までもが「赤」と「黒」。携帯ゲーム機ではモノクロ画面のものはよくありましたが、さすがにここまで攻めたものはありません。

映画監督のスピルバーグ曰く、「カラーだったらもっとイイ」と言ってたらしいので、そうなったら歴史は変わっていたのかもしれません。

 

 

02.ダントツの没入感


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バーチャルボーイはゴーグルタイプのディスプレイだけあって、その没入感は半端ないです。それまでのゲームはみんなでワイワイ楽しくゲームというスタイルが多く、ここまで一人用を徹底したゲーム機はとっても斬新でした。

しかし、そのゲームスタイルが故になかなかゲームの魅力が伝わりづらいという問題がありました。また、ゲーム雑誌などにも最大の売りである3D感を表現することが難しく、残念ながら売り上げを伸ばすことができませんでした。

通信ケーブルを発売する予定でしたが、通信ポートの廃止に伴い発売が中止。しかしよく考えるとバーチャルボーイの通信プレイってなかなか異様ですね。

 

 

03.とにかく未来を感じた


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ゴーグルタイプのディスプレイで立体画面のバーチャルボーイはとにかく未来を感じさせてくれました。しかしその特異なゲームスタイルは保護者のウケは悪く、目にも良くないという俗説まで流れてしまい、バーチャルボーイを子供に買い与える家庭は少なかったと思います。

そのせいか国内で販売された専用ソフトのタイトル数はわずか19本。昔は今よりもゲーム自体の印象も良くなかったので、当然といえば当然かもしれませんが…。

 

 

とにかく世に出る時期が早すぎた未来のゲーム機、『バーチャルボーイ』。もし今リリースされていたらきっと評価は違っていたでしょう。

よく「任天堂の黒歴史」だというレッテルを貼られるゲーム機ですが、僕はそうは思いません。時代の壁に挑んだ、素晴らしいハードだと思います。