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前回の思い出ばなしで、中学生の時の脱出ミッションについて語りましたが、今回は高校編ということで。中学生の時にサボりは良くない!と反省し、それまで真面目な学生生活を送っておりましたが、中学を卒業し、高校生活を満喫していた頃、再びボクを誘惑するゲームと出会ってしまったのです。

 

 

よし、久々にやるか。


その時であったゲームソフトというのがドリームキャスト用ソフト、『シェンムー』です。これはもう有名な作品ですね。いろんな意味で。美麗なグラフィック、オープンワールドゲームの走りと言える画期的なゲームシステム、フルボイスで「生活習慣プログラム」でリアルな行動を取る登場キャラなど、当時のボクをまたもや夢中にさせてくれました。

xshenmu

どうしても続きがやりたい。頭の中は『シェンムー』でいっぱいでした。「早く帰ってゲーム内の街を探索しなきゃ」とか、「湯川専務ってドコにいるんだろうか?」そんなことばかり考えていると、ふとある一つの考えが浮かんできました。

「今日はもう帰る…か?」と。

しかし、もう中学生のボクではありません。ゲームがプレイしたいから学校をサボるなんてことが許されるわけがありません。きちんと授業を受けて、それからゲームをしようと決意しました。ですが人とは弱いもの。情けないことにボクはとうとう誘惑に屈してしまいました。

「よし、久々にやるか。」

そう、脱出ミッション再び開始です。今回は中学の時と違い、難易度はだいぶ低め。
校舎は開けたところに建っていたので、脱出ルートは実に豊富。学校側も中学の時と違って、途中でいなくなったからといって全校集会ってことにもなりません(もちろんそれなりに怒られはしますが)。ですので地元民の目もそこまで気にする必要もないのです。
これは楽なミッションだと思ったのですが、どうにも腑に落ちないことがありました。

 

 

ただ抜け出すんじゃあ、つまらない。


そう、ただ抜け出してゲームをしても面白くない。保健室にいる養護教諭との熱く、ひりつくような駆け引き、堂々と正門をくぐり抜けてからプレイするゲームに価値があるのではないか、という結論に至りました。

となると答えはひとつ、保健室ルートを通るしかありません。しかし今回はサボるかサボらないかの葛藤をしていたおかげで時間にあまり余裕がなかったので、友人の力を借りることにしました。まずは前振りとして、

ボク「ヤバイ、ちょっと腹痛くなってきた…(猿芝居)」
友人「え、マジで?」
ボク「何か朝からちょっと痛くて…(三文芝居)」
友人「大丈夫?」
ボク「イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ!(くさい芝居)
友人「ちょ、保健室行く?」
ボク「うん…ゴメンちょっと付いてきて…(やっすい芝居)」
友人「よし、わかった!」

これで準備は整いました。この友人のおかげで、養護教諭とのやりとりはほぼ友人が代弁してくれます。ボクはただグッタリしてますアピールをすればイイので、ボクの下手な芝居でバレるリスクが軽減されるというわけですね。

この作戦が見事に成功し、早退OKのお許しを頂き、帰路につきました。その後の『シェンムー』がなんと楽しかったことか。ボクの考えは間違ってなかった…信念を持って物事を成し遂げるという大事さを学べたような気がします。

 

 

もちろん、これで次の日は平気な顔で登校、なんてことはしません。翌日実際に病院へ行き、注射を一本いただいてきました。協力してくれた友人には訳を話して、埋め合わせもしました。アフターフォローもしっかりと。真にサボるということはこういうことです。生半可な気持ちでサボろうとするのはやめましょう。