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実はボクは真面目な性格でして、普段からサボったりということは決してしません(家も結構厳しかったです)。ですが、人生において、何度かボクをサボらせるという悩ましいゲームに出会ってきました。今回は中学生の時に出会ったある一本のゲームソフトの話をしたいと思います。

 

 

決めた。今日は帰ろう。


学校をサボるという悪の道に誘い込むほど夢中にさせるゲームというのが『ロックマンDASH』というソフト。

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プレイステーション用ソフトで、3Dアクションゲーム。従来のロックマンシリーズとは違って3Dになっており、フィールドやダンジョンを自由に駆け巡ることができるというもの。さらには武器の改造なんかもできたりして、当時のボクは夢中になってプレイしていました。そんな平日のある日、このゲームの続きがやりたくて仕方がなく、ついにはある決断をしました。

「よし、今日はもう帰ろう」と。

そう、学校を早退するというミッションを遂行することを決意したのです。しかし、このミッションは困難を極めました。

ボクの地元は田舎の中学校で、昔ながらのとても厳しい学校でした。途中で勝手に帰ろうものなら、次の日は全校集会が開かれること間違いなし。
地形も最悪で校舎は山に囲まれており、職員室から丸見えの正門から帰る以外のルートは無しの自然の要塞。
さらには田舎なもので、地元の情報ネットワークはかなり強力で地元民に見つかれば、あっという間に学校の耳に入ります。

まさにメタルギアのスネークも真っ青な脱出ミッション。ボクは考え抜いた結果、ある結論に至りました。

 

 

エスケープルートは不可能、ならば正面突破しかない。


そう、エスケープルートが使えないのならば仮病を使って正門から堂々と帰るしかないと考えました。そうと決まれば善は急げ。2時限目から、少しずつ「なんかちょっと体がキツイなぁ」アピールを徐々に始めることに。給食の時間にはクラスメイトほぼ全員から「保健室行った方がいいって」の免罪符を頂戴し、難なく保健室へ。

さぁ、ここからが本番です。なんせ保健の心得がある養護教諭からのOKサインを貰わなければなりませんからね。
しかも不運なことに当時の養護教諭はボクの所属している部活の顧問という、ダブルの難関。

まぁ〜、ほんとグチグチ言われました(当然100%ボクが悪いんですが)。しかし、ボクの帰りを待つロックマンのためにも、ここで折れるわけではありません。何が何でもミッションを成功させねば。

仮病ですので、熱がないという圧倒的な不利を覆すには「もう立ってるのもキツイんです」演技をするしかありません。大事なのは養護教諭が見てないであろうポイントでの演技。猿芝居。三文芝居。そういうところを実は結構見てたりするんです。

そしてボクの涙ぐましい三文芝居が功を奏し、めでたく授業早退の許可を得て、正門から堂々と脱出することに成功しました。

 

 

無事にミッションを遂行してプレイする『ロックマンDASH』は格別でした。一仕事終えた後のつかの間の休息といった感じでしょうか。もちろん、サボってゲームをするのは悪いことです。良い子はサボらずに授業を受けてからゲームをしましょう。