ボクが小学校を卒業し中学生になるにつれて、ゲーム事情も変わっていき、ハードもファミコンからプレステへと移り変わっていきました。憧れの次世代機を手に入れるために死にものぐるいでお小遣いを貯め、やっとの思いでプレイステーションを手に入れました(購入してすぐにハード値下げが発表され、愕然としたのはまた別のお話)。そして友人たちに借りたソフトの中にあったのが「バイオハザード」でした。

 

 

プレステがあればいいてもんじゃない


しかし、ゲームをプレイする前に一つの問題がありました。ボクの用意できる軍資金ではプレステ本体を買うので精一杯。その他の周辺機器を買う余裕がなかったんです。そう、「メモリーカード」がないんですね。パズルゲームや格ゲーをやるんだったらまだいいのですが、RPGなんかやろうとするならばメモリーカードがないのは致命的です。

「これも買わなきゃいけないのかよ…」

game_omoide_bio_03

 

プレステ本体を買えば終わりではないということを改めて認識させられました。メモリーカードは当時で1,500円ぐらいだったかと思います。記憶できる容量は15ブロックほどで、たまに3ブロック分使うゲームとか中には15ブロック全てを使うゲームもあったりするので、メモリーカード1枚じゃ足りません。

「こうなりゃ強行手段だ!」

 

 

ゲームの緊張感は倍増だが…


game_omoide_bio_02

 

もちろん、メモリーカードなしでバイオハザードをプレイしました。セーブができない、一度ゲームオーバーになったら全て一からのやり直しというゲームの緊張感を倍増させてくれます。

そして、ボクの前に立ちはだかるもう一つのハードルが「ゲームは一日一時間」という家庭のゲーム環境。つまり、一時間以内にゲームのノーミスクリアしなければならないのです。それができるのならばもう神クラスの腕前。

ですが、そこは中学生。無謀なことにも平気でチャレンジしてしまします。毎日毎日プレイし、どのルートでいけばいいのか、無駄なく敵を倒すにはどうすればいいかなど日々研究し、ついに初めて中庭エリアをクリアし、再び洋館エリアに。

今日こそイケる。そう思っていると唐突にムービーが入りました。そう、クリーチャーのハンターと初の対面です。ショットガンを打ち込むボク。それを飛び越えて襲いかかるハンター。抵抗虚しくゲームオーバーになり、ボクは全てを悟りました。

「これ、ムリ」

 

 

この激闘の日々を終え、ボクは改めてメモリーカードの尊さを痛感いたしました。数多くのバイオハザードシリーズをプレイしてきましたが、この時が一番緊張感のあるバイオハザードでしたね。その後メモリーカードを購入しゲームデータを記録できた時の喜びは今でも忘れません。